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Hokkaido

2026年終了!?広大な釧路湿原を巡る『くしろ湿原ノロッコ号』旅モデルコース【北海道の道東鉄道旅】

くしろ湿原ノロッコ号のアイキャッチ

広大な緑が幻想的で美しい釧路湿原を盛大に駆け抜けるトロッコ列車があるのをご存知でしょうか??

日本各地には色々なトロッコ列車があり、それぞれ魅力が備わったスポットを駆け巡るのがトロッコ列車の良さでもありますね。今回ご紹介する『くしろ湿原ノロッコ号』という名のトロッコ列車も他では体験できない魅力が詰まっています。

  • 釧路湿原を走るトロッコ列車ってどんな列車だろう??
  • いったいどこまで行くんだろう??
  • どんな絶景が待ち伏せているのだろう??

この『くしろ湿原ノロッコ号』、2026年で老朽化に伴いラスト運行となる予定らしい。。(とても寂しいですね)

これは乗らないわけにはいかない!!!っということで『くしろ湿原ノロッコ号』に乗車して釧路湿原の周辺を日帰り散策してきました!

本当は2025年に運行終了の予定だったのですが、新たな観光列車として2026年に運行予定だった「赤い星」と「青い星」の導入に時間がかかる為、運行が延期になったそうです。(運行期間が伸びたってことは乗車できるチャンスが増えましたね)

今回は〜〜『くしろ湿原ノロッコ号』に乗車して、広大で美しい釧路湿原を巡る1日旅行プランをご紹介いたします!

『くしろ湿原ノロッコ号はこんな方におすすめ
  • 北海道の大自然を大満喫したい方
  • 他では味わえないような鉄道旅をしてみたい!!って方
  • カップルや子連れの家族などで最高の思い出を作りたいって方
  • 日頃の疲れをリフレッシュしたい方

今回は実際に2024年9月の秋の時期に行った北海道の道東鉄道旅エピソードをベースにご紹介いたします。

北海道の道東鉄道旅の第1弾として、釧路から根室までJR花咲線で行く絶景鉄道旅もご紹介しているのでぜひ興味ある方は下記もご覧いただけると嬉しいです!

こちらも花咲線でしか体験できない素晴らしい魅力を車窓から体験できますよ!

花咲線アイキャッチ
地球探索鉄道のJR花咲線で根室鉄道旅!鉄道車窓からの大自然スポットや日本最東端駅も!?【北海道の道東鉄道旅】大自然スポットの宝庫である北海道の道東エリア、そんな道東エリアを走る鉄道の車窓からは、息を呑むほどの本当に素晴らしい絶景を楽しむことがで...

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今回のマイルート

※時間はおおよそです。

※『くしろ湿原ノロッコ号』の運行日、運行時間、本数は日によって異なりますのでご注意ください。

8:21 『和商市場』で釧路名物の勝手丼
10:51 釧路駅に到着!くしろ湿原ノロッコ号の乗車準備!
11:20 くしろ湿原ノロッコ号で釧路駅出発
11:43 塘路駅到着
12:05 塘路駅周辺の散策
13:32 JR釧網本線で塘路駅出発
13:37 細岡駅到着
13:40 細岡駅から釧路湿原駅まで釧路川沿ってウォーキング
14:20 細岡展望台に到着!広大な釧路湿原を眺める
14:40 細岡ビジターズラウンジでお土産タイム
15:08 くしろ湿原ノロッコ号で釧路湿原駅出発
15:34 釧路駅到着
16:00 釧路でサンサンマを食べてみる

そもそも釧路湿原ってなに??

釧路湿原は、北海道を代表する観光名所の1つであり、日本最大の湿原です!

その広さがなんと約2万6000ヘクタールと山手線と同じくらいの面積を誇り、美しく広大な緑の中をくねくね川が流れているその風景がなんとも幻想的。

釧路湿原の絶景

釧路湿原には約700種の植物と約1300種の生き物が生息しています。昔は海の底だったそう。今から約3000年ほど前にどんどん海の水が引いていったことでこの美しい湿原が完成したんだそうです。

広大で美しい湿原、野生動物や植物が盛り沢山な釧路湿原は釧路湿原国立公園に指定され、1980年に日本初のラムサール条約登録湿地にも指定されています。

これは1度訪れてみないわけにはいかないですね。

私も一生に1度は絶対に訪れてみたかったスポットの1つでした!

釧路湿原を駆け抜ける鉄道

こんな魅力で詰まった釧路湿原ですが、実は鉄道が走っているんです。

その名はJR釧網本線!

JR北海道の気動車

JR釧網本線は釧路〜網走間を結ぶ非常に長い路線です。なんと距離は166.2km!鈍行列車で約3時間30分かけて走ります。

釧網本線の大きな魅力はなんといっても北海道の中でも誰もが知る複数の有名な観光地を駆け抜けるという点です!

釧路駅を出ると広大な釧路湿原内を駆け抜け、1度は行ってみたい憧れ観光スポットの知床付近を走行し、冬になるとオホーツク海沿岸で幻想的な流氷の目の前を走り抜け、網走駅まで行く。こんな贅沢ルートを通るのは釧網本線だけ!といっても過言ではありませんね。

こんな魅力溢れたJR釧網本線ですが、実は赤字路線の1つなんです。

観光スポットの1つと言えるくらいのたくさんの魅力で溢れた釧網本線。こんな贅沢な鉄道が赤字路線なのはもったいないですよね。

冬のオホーツク海を鉄道から眺めるもよし。夏は鉄道で知床まで行ってみるもよし。冬と夏で全く違う姿を見せる釧路湿原を鉄道から眺めて比較するもよし。

釧網本線1つで色々な楽しみ方を味わえます。

釧網本線を駆使して色々な北海道旅の思い出作れること間違いなし!

ぜひ1度、釧網本線を利用した最高の北海道鉄道旅を計画してみてはどうでしょう!

JR釧網本線では、夏期限定運行の『くしろ湿原ノロッコ号』だけではなく、冬には『SL冬の湿原号』という幻想的な雪の釧路湿原をモクモク黒い煙を出して走るSLや流氷がメインの観光列列車『流氷物語号』など色々な観光列車も運行していますよ!

くしろ湿原ノロッコ号とは?

くしろ湿原ノロッコ号は、JR釧網本線の釧路〜塘路までを約45分かけて走ります。

この『くしろ湿原ノロッコ号』の魅力はなんといっても、ちょ〜広大な釧路湿原をトロッコ列車が駆け抜けるってところです!!

広大な湿原を満喫しながら、風に当たりながら、濃厚なプリンを車内で買って食べながら、最高な時間を過ごせること間違いなしです!

しかし、こんな魅力的な『くしろ湿原ノロッコ号』ですが、汽車の老朽化により2026年の運行期間を最後に引退予定だそうです。。非常に寂しいですね。

せっかくなら新しい機関車を導入して残して欲しいという思いもありますね。

この最後のチャンスを逃すわけにはいかない!!『くしろ湿原ノロッコ号』に乗車するぞ!!という意気込みで、今回この北海道の釧路鉄道旅を計画しました!

『くしろ湿原ノロッコ号』の運行期間

『くしろ湿原ノロッコ号』の運行は夏季期間限定の運行です。

2025年を最後に運行が終了する予定でしたが、なんと1年延長が決まり2026年の夏季期間まで運行されることになりました!1年伸びるだけでも乗れるチャンスが増えて良いですね。

このチャンス逃さないようにぜひ行けるタイミングで計画を立ててみてはどうでしょう!

くしろ湿原ノロッコ号2025

2025年度の『くしろ湿原ノロッコ号』運行期間や詳細情報などは下記の専用ページに記載されています!2025年の『くしろ湿原ノロッコ号』が丸わかりなので、ぜひ計画される際はこちらをご参照ください!

JR北海道の公式ホームページ(くしろ湿原ノロッコ号2025について)

※『くしろ湿原ノロッコ号』の運行日、運行時間、本数は日によって異なりますのでご注意ください。旅行される日程の運行スケジュールを事前に確認するようにしましょう!

※運行されない日もあるのでご注意ください。

『くしろ湿原ノロッコ号』の車両

『くしろ湿原ノロッコ号』は電気機関車の牽引で、その後ろの客室車両は4両編成となっています。

全席指定席で、塘路方面の進行方向から1両目が『一般客車』、残り3両は『展望客車』で構成されています。

※ 2024年までは指定席と自由席の2種類ありましたが、2025年からは全席指定席になったそうです。乗車券以外にも指定席券がない場合、乗車できないので注意が必要です。

おすすめの席

展望客車のボックスシートを取るのが圧倒的におすすめです!

一般客車は名の通り、普通のクロスシート車両ですが、展望客車はまさにザ・トロッコ列車!!的な感じに開放感が抜群!!

そして展望客車には更に2タイプのシートがあります。ボックスシートと窓向きの2名掛けシートです。

トロッコ列車の客車内くしろ湿原ノロッコ号の展望客車
自由席の客車くしろ湿原ノロッコ号の一般客車(車内の写真がなく、外からの写真です)

展望客車で絶対におすすめしたい席はボックスシートです!(塘路方面の場合は進行方向の左側、釧路方面は進行方向の右側)

トロッコ列車の走行中に釧路湿原の絶景ポイントがいくつかあるのですが、毎回ボックスシート側にて出現します!

今回私は行きがボックスシート、帰りを2人掛けシートで予約して比較してみたのですが、圧倒的にボックスシートの方が景色が見やすかった印象です!

2人掛けシートの時はずっとボックスシート側の景色をのぞいていました。

ぜひ予約される方は客車とシートにこだわって予約してみてください!

『くしろ湿原ノロッコ号』の指定席券予約方法

『くしろ湿原ノロッコ号』の指定席券は他の特急券をとると同じように全国の『JR駅のみどりの窓口』、またはインターネット予約の『えきねっと』などで予約可能です!

今回私は『えきねっと』で予約しました。

『えきねっと』はJR東日本が運営する公式予約サイトで、JR東日本やJR北海道の新幹線、在来線の特急券、観光列車などをインターネットから気軽に予約することが可能です。人気の観光列車や繁忙期で早めに予約したい方もわざわざ駅まで行って予約する必要がない為、非常に便利でおすすめです!

乗車する日の1ヶ月前から予約が可能です!

えきねっとでの予約はこちら

『くしろ湿原ノロッコ号』の出発地点の釧路駅までのアクセス

新千歳空港や札幌駅からJRの特急で行くのも良いですが、北海道は日本一大きいということもあり想像を超えて遠いです。

今回私は約4時間くらいかけて新千歳空港から釧路駅へ行きました。

短期間で釧路付近を観光されたい方のおすすめは釧路空港まで飛行機を利用するのがおすすめです。ゆっくり鉄道旅や長期間の北海道旅を満喫したい方はJRの特急おおぞらや釧網本線でゆっくり鉄道旅も優雅で良いひとときですね。

釧路駅までのアクセス

『くしろ湿原ノロッコ号』で釧路湿原巡る鉄道旅スタート

『くしろ湿原ノロッコ号』に乗って広大な大自然が広がる釧路湿原を巡る日帰り釧路旅のスタートです!

ぜひ、2026年ラスト予定の『くしろ湿原ノロッコ号』旅を計画している方の参考になれば幸いです!

『和商市場』で釧路名物の勝手丼食べる!

『くしろ湿原ノロッコ号』の釧路駅出発時間が11:20発。

出発まで時間があった為、乗車する前に釧路の名物と言っても間違いない『勝手丼』を食べに『和商市場』へ行ってみました。

釧路の市場

まずはライスを買える場所があるので、ライスを買ってネタ選びスタートです!

ライスは150〜350円で、量によって変動します。ライスを購入すると、180円のカニ汁を150円で飲むことができます!

市場内にはたくさんのお店がずらりと並んでいて、一部店舗でこんな感じで勝手丼のネタが並んでいます。新鮮なネタがたくさん並んでいるので、悩んでしまいますね。

勝手丼のネタ

私はこんな感じでおすすめを聞きながら、釧路でとれたネタをチョイス!

勝手丼

他にもカニや真ほっけなどなど丸々1匹を買って食べることもできます。さすが北海道の真ほっけは脂がのっていて最高に美味しかったです。

真ほっけ
釧路和商市場
  • 住所:北海道釧路市黒金町13丁目25
  • お問合せ:0154-22-3226
  • 営業時間:8:00〜17:00(L.O. 20:45)
  • 定休日:日曜日(※臨時営業日有り)
  • 駐車場:有り
  • 公式サイト:釧路和商市場公式サイト

いよいよ!!『くしろ湿原ノロッコ号』に乗車!

朝から贅沢に勝手丼を食べた後は、お待ちかねの『くしろ湿原ノロッコ号』に乗車です!

ワクワクがたまりませんね!

いよいよ来ました!くしろ湿原ノロッコ号!!2026年を最後に引退してしまうのがとても寂しい。。

ノロッコ号の到着

今回私は指定席の車両を予約!指定席は開放感抜群でまさにトロッコ列車!

トロッコ列車の客車内

『くしろ湿原ノロッコ号』には売店もあります!

ここでしか買えないグッズや名物プリンが売っています!そして、地元フレンチレストランが作っている北海道産の牛乳プリンなので濃厚でめちゃくちゃ美味しいです。

買って車内で食べれるので思い出作りに買って絶景を眺めながら食べてみてはどうでしょう!

プリンは人気で数量限定なので、なくなる前にお早めに購入するのがおすすめ!

トロッコ列車で濃厚プリン

11:20、いよいよ出発すると、スタッフから乗車客全員に記念の乗車証明書をもらえます!往路と復路でデザインが違うので、ぜひ往復で乗車してみてはどうでしょう!

※下記は2024年デザインの為、2025年は別のデザインになると思われます。

トロッコ列車乗車証明書

釧路湿原の中に潜入するといくつかの見どころスポットが潜んでいます。

見どころスポットに入るとスピードを遅くして走行してくれるので慌てることなく記念に写真が撮れますよ!

湿原を走るトロッコ列車

岩保木水門

まず1つ目のスポットは岩保木(いわぼっき)水門です!

ここから見えるのは1990年にできた新水門なのですが、実は1931年にできた旧水門もあり、旧水門は現在は運用終了していますが、現存しています!

ぜひ2つの水門を探してみてはどうでしょう!

釧路川の水門

水門を超えて走っているとメインスポットとも言える釧路湿原駅に到着です!

釧路湿原駅では広大な釧路湿原を眺められる有名なスポットがありますが、最終地点の塘路駅まで行きたい為、いったん通過します。(後ほど戻ってきていきますよ!)

釧路湿原駅の看板

名前がわからない池

次に見えてきたのが、名前がわからないのですが、池です。(名前が分からずすみません。)

釧路湿原にある池

釧路川とカヌー

さらに進んでもうすぐ終点の塘路駅に到着する手前でまたトロッコ列車のスピードが緩くなってきました!

最後の見どころであり、『くしろ湿原ノロッコ号』で最も見たかったスポット、釧路川の登場です!

トロッコ列車と釧路川

トロッコ列車と釧路川が2ショットで撮れるスポットは塘路駅から釧路湿原駅の間でしか見れないのでぜひ始発駅から終着駅まで全ルート乗車してみるのがおすすめです!

塘路駅到着!

11:43に釧路川沿いを走るとまもなく『くしろ湿原ノロッコ号』の終着駅である塘路駅に到着です!

終着駅に到着

約45分間の旅はあっという間ですが、すごく充実した最高の思い出を作れること間違いなしです!

もし時間あるって方は往復で2回乗車してみてはどうでしょう!

塘路駅

『くしろ湿原ノロッコ号』と記念撮影

塘路駅に到着したら忘れてはいけないことがありますね!

『くしろ湿原ノロッコ号』と記念撮影です!

塘路駅の駅舎を出ると外から停車中の『くしろ湿原ノロッコ号』を見ることができます!

柵の外は公園になっていて自由に記念撮影ができます。2026年がラスト運行予定で一生この光景を見ることができなくなってしまうと思うのでぜひ記念写真撮って思い出を作ってください!

停車中のトロッコ列車

この後のプランは復路の『くしろ湿原ノロッコ号』に乗って戻るもよし、釧路湿原駅にて下車し、広大な釧路湿原が眺められる展望台に行くもよし、塘路駅を散策するもよし。

皆さんのベストなプランを作ってみてはどうでしょう!

『くしろ湿原ノロッコ号』終着駅の塘路駅付近を散策

せっかく塘路駅に降り立った為、私は少しだけ塘路駅付近を散策することにしました。

ただ、釧網本線の本数は1日5~7本程度(期間によって異なります)。計画的に列車に乗らないと何時間も待つことになってしまいます。

今回は復路も釧路湿原駅から『くしろ湿原ノロッコ号』で帰るプランの為、13:32の釧網本線に乗車します。この時点で12:00を過ぎていた為、猶予は約1時間30分。今回はその時間の範囲内で散策しました。

  • 塘路駅や釧路湿原駅など周辺を観光される際は、列車の出発時間を事前確認し、出発時間に合わせて観光するのがおすすめです。
  • 『くしろ湿原ノロッコ号』は運行日が決まっていて、1日1往復の日もあれば2往復の日もあるので、行く日程をぜひ確認してみてください。

本当は下記でご紹介するサルボ展望台やサルルン展望台に行きたかったのですが、1時間30分の猶予では間に合わず、今回は途中断念しました。

ただ、すぐ近くに塘路湖があったり釧路川でカヌーを楽しむ風景であったりと軽い散歩も楽しむことができるので1時間でも楽しむことができました。

釧路川とカヌー釧路川でカヌー体験を楽しむ人たち
釧路湿原にある1本の線路釧路湿原のど真ん中にある1本の線路

塘路駅周辺スポット

塘路駅からちょっと距離がありますが、いくつかスポットがあるのでご紹介いたします!

ぜひご自身のプランに合わせて決めてみてはどうでしょう!

塘路湖

釧路湿原国立公園内にある塘路湖は釧路湿原で最大の湖!東西で6.5km、南北で2.5kmと細長い形をしています!釧路湿原最大の湖ということもあり、広大さを実感することができます。

塘路湖を眺めるくらいであれば塘路駅から徒歩で約10分ほどで見れたりするので、軽い散歩におすすめです。

塘路湖
サルボ展望台

釧路湿原最大の湖である塘路湖を一望できる展望台!塘路駅から徒歩約50分ほどで行くことができます。ちょっと駅から遠いのでお時間に余裕がある方はぜひ足を運んでみてはどうでしょう!

今回私は次の列車まで1時間程度しかなかった為、入口付近まで行ってみるも断念。

塘路・サルルン展望台

サルボ展望台とセットで行ってみたいスポットが塘路・サルルン展望台!サルボ展望台より約800m奥に位置し、徒歩20分くらい歩くことで行けるらしいです。こちらも列車の時間がタイトだった為、今回は断念しましたが広大な釧路湿原に広がる塘路湖や複数の沼群などを一望できるそうなのでぜひ行ってみてはどうでしょう!

細岡駅から釧路湿原駅までを釧路川に沿って歩いてみた!

13:32、釧網本線に乗車し塘路駅から1駅先の細岡駅で下車します。乗車時間は1駅でも5分ほど。

到着する釧網本線

乗車した釧網本線の車内は観光客で結構賑わっていたのですが、細岡駅を降りたのは何と私たちのみ。到着です!

※細岡駅は夏季期間のみ営業です。冬季期間は閉鎖しています。

細岡駅

それもそのはず、目の前には釧路川しかないので。(逆に言えばこの美しい釧路川の写真を撮ることができたのは私たちだけ!)

全く誰もいない釧路湿原の大自然が広がる駅にポツンと降りるのも中々ない快感で良いです。

ポツンとある駅

目の前に釧路川出現

細岡駅で下車するメリットは、すぐ目の前に誰もいない大自然に囲まれた釧路川が出現する点です!

鉄道や展望台から釧路川を眺めることはできますが、こんな間近で誰もいない釧路川を見れるのはなんか特別感を感じますね。

もしかしたらカヌーに乗っている人たちが現れるかもしれません。(私の時は来ませんでした)

誰もいない釧路川

細岡展望台(釧路湿原駅方面)へ向かって出発!

ところで、次の電車は??

3時間来ません。でも大丈夫です。細岡駅から今回の『くしろ湿原ノロッコ号』鉄道旅の1番の目玉スポットである釧路湿原駅(細岡展望台最寄駅)まで、歩いて約35分で行けてしまいます。

35分って結構距離あるよな〜って思う方もいると思いますが、釧路湿原近くを歩いているのでワクワク感があり、意外とすぐ着いてしまうかも?

それでも30分以上も歩くのはしんどい!って方は釧路湿原駅で降りるのがおすすめです。

何もない道

※途中、森林じゃり道の坂みたいなところや、細い車だけが通るような道を歩く為、不安な方や電車でそのまま釧路湿原駅まで行くのがおすすめです。(冒険が大好きな方にはおすすめかも)

※北海道はヒグマ生息地です。このような道を歩く際は、野生動物遭遇の可能性など、安全を考えた上で行動するようにしましょう。

細岡展望台に向かって歩いていると、途中鉄道の踏切が現れたりします。本数が非常に少ないのでもし鉄道が現れた時はラッキーです!

鉄道の踏切

さらに先に進むと釧路湿原駅の看板が!

目的地まであともう少し!

釧路湿原駅への道

そして、なんとちょうどタイミングが合い、帰りに乗る予定の『くしろ湿原ノロッコ号』が踏切を通過している場面に遭遇しました!

これはラッキーとしか言いようがありませんね。また釧路湿原駅から釧路駅までお世話になります。

走行中のトロッコ列車

そして先に進んで歩いていくと、14:20ごろ、釧路湿原を一望できることで有名な細岡展望台がある釧路湿原駅付近に到着です!早速そのまま細岡展望台に足を運びます。

『細岡展望台』で釧路湿原の広大さ、美しさを実感

マップもありました。細岡展望台は最寄りの釧路湿原駅から徒歩15分程度で行くことができるので、『くしろ湿原ノロッコ号』に乗った際は帰りなどにぜひ釧路湿原駅へも立ち寄ってみて下さい。

湿原を眺められる展望台のマップ

マップなどを頼りに坂道を登っていくと細岡展望台の入口看板が見えてきました!

展望台への道

細岡展望台で広大な釧路湿原を一望

『細岡展望台』に到着です!

この展望台では日本最大の湿原である釧路湿原を一望することができます。こんな地平線のように湿原が広がる光景はなかなかみることができませんね。

他にも釧路湿原を一望できる展望台はありますが、釧網本線の駅から徒歩で行けてしまうので気軽に行けるのが良い点です!

細岡展望台からの釧路湿原の絶景

私がきたタイミングではスタッフがいらっしゃり、記念写真を撮ってくれたり、釧路湿原について色々教えてくれたりしました!最高の思い出になること間違いなしなので、ぜひ記念写真を撮ったり、絶景を眺めたりしてみてはどうでしょう!

細岡ビジターズラウンジ

細岡展望台で釧路湿原の絶景を大満喫した後は、釧路方面への列車の出発を待ちます!

そんな時に便利な場所が『細岡ビジターズラウンジ』です!

細岡ビジターズラウンジ

細岡展望台と釧路湿原のちょうど中間地点辺りにあるので、列車待ちなどにすごく便利です。木造建築の建物になっており、暖かそうな暖炉もあるのでほっこり癒しの空間です。

ポストカードなども売っていたりするので、くつろぎながらぜひお土産などもみてみてはどうでしょう!

細岡ビジターズラウンジ
  • 住所:北海道釧路郡釧路町字達古武22-9
  • お問合せ:0154-40-4555
  • 営業時間:4〜9月 9:00〜18:00、10〜3月 10:00〜16:00
  • 定休日:年末年始 (12/29~1/3)
  • 駐車場:有り
  • 公式サイト:釧路・阿寒湖観光公式サイト
木造建築と暖炉

釧路湿原駅からも『くしろ湿原ノロッコ号』で釧路駅へ戻る!

今回は偶然にも『くしろ湿原ノロッコ号』が2往復しており、釧路へ戻る『くしろ湿原ノロッコ号』がちょうど良いタイミングでやってくる為、事前に指定席券を確保していました。

『くしろ湿原ノロッコ号』は日によって運行本数が異なる、運行しない日などがあります。旅行する際は前もってスケジュールを確認した上でプランを練るのがおすすめ!

JR北海道の公式ホームページ(くしろ湿原ノロッコ号2025について)

15:08に出発の為、釧路湿原駅へ戻ります。

細岡ビジターズラウンジを出てすぐ目の前に釧路湿原駅まで行ける近道があったので、そこから坂を降りていきます。

釧路湿原駅への道

5分ほど下っていくと森林の中にポツンと立つ釧路湿原駅が見えてきました。ネイチャー感が漂う駅舎がまた良きですね。

釧路湿原駅

本当に何もない一本道のような線路です。

駅のホーム

『くしろ湿原ノロッコ号』がやってきました。今度は反対に戻る為、後ろ向きできました。機関車は後ろに牽引されています。

トロッコ列車

帰りは急遽前日に指定席券を取得し、たまたまベンチ席が空いていた為、乗車することができました。『くしろ湿原ノロッコ号』は非常に人気で全て埋まってしまっているってこともあるので、事前に余裕を持って席を確保しておくのがおすすめです。

トロッコ列車と川

釧路湿原駅から25分ほど乗車して15:34、終着駅の釧路駅に到着です!

往復で『くしろ湿原ノロッコ号』に乗車することができ、広大な釧路湿原を贅沢に堪能できたので非常に濃い釧路湿原1日旅になりました!

釧路駅に到着

帰りに釧路の新名物『サンサンマ』を購入

16:00前に釧路駅に到着したので、釧路名物で食べてみたかったサンサンマを食べにいきます。

釧路の新名物言われているサンサンマは商標登録されているそうで、系列のお店(魚政、鳥政)で食べることができます!

魚政

今回は『魚政』というお店に立ち寄り、持ち帰りで『サンサンマ』を購入!

魚政
  • 住所:北海道釧路市錦町2-4釧路フィッシャーマンズワーフMOO1F
  • お問合せ:0154-24-5114
  • 営業時間:10:00~19:00(店内飲食は18:15まで、販売・お持ち帰りは18:45時まで)
  • 定休日:不定休
  • 公式サイト:釧路発さんさんま公式サイト

目の前で焼いてくれるので、出来立てサンサンマをいただけます。臭いを嗅ぐだけでもお腹がなってしまいます。

焼いているサンサンマ

早速サンサンマをゲット!

サンサンマを購入

1本960円で丸々1本の結構ボリュームがある大きさだったので、大満足です!身もプリプリしていて暖かくすごく美味しかったです。

また釧路にやってきたら、買ってしまいそうです。

サンサンマ

まとめ

いかがでしたでしょうか!

広大な釧路湿原を走りぬける全体グリーンカラーがマッチした『くしろ湿原ノロッコ号』、約20分の釧路湿原の鉄道旅はあっという間であるも最高の思い出になること間違いありません。

『ノロッコ号』は実は釧路湿原だけではなく、富良野エリアを走り抜ける『富良野・美瑛ノロッコ号』もあるので、ぜひ機会があれば北海道旅行のプランに取り入れてみてはどうでしょうか!

2026年をもって『くしろ湿原ノロッコ号』、『富良野・美瑛ノロッコ号』の両車両ともに運行が終了します。

最後のチャンス、ぜひ逃さないように北海道で最高の思い出を作ってみてはどうでしょう!

ノロッコ号の看板

JR北海道ではノロッコ号以外にも『SL冬の湿原号』や『流氷物語号』など、北海道でしか味わえない観光列車が色々あります!今度私も冬の北海道をSLに乗って堪能したいな〜思っています。

ぜひ素敵な北海道旅を計画してみてください!

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