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【青春18きっぷ旅特集】富岡製糸場やこんにゃく無料バイキングも!上信電鉄1日フリー切符プラン

上信電鉄で行く日帰りフリー切符旅

今回の日帰り鉄道旅は、関東圏内で気軽に行けるところに焦点を当て、群馬県の高崎駅から巡れる上信電鉄の日帰り満喫フリー切符プランをご紹介します。

この日帰り鉄道旅をやってみた理由は、青春18きっぷが1回分だけ余ってしまったです。

2021年8月に実施した東北鉄道旅で青春18きっぷが1回分だけ余ってしまいました。その為、2021年9月に日帰りで1人で行ける関東圏の魅力的エリアを色々探索した結果、上信電鉄に目がいき、行ってみたエピソードを題材としてご紹介しいきます。

※この旅行記は、2021年9月の旅行写真などを使用していますが、できる限り2022年9月現在の情報を参考に記事作成をしています。

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今回のマイルート

※時間はおおよそです。

6:51 JR高崎線で東京駅発
8:51 高崎駅着
8:59 上信電鉄で高崎駅発
9:32 上州福島駅着(徒歩でこんにゃくパークへ)
10:00 こんにゃくパーク到着!工場見学スタート
10:30 お土産コーナーと無料こんにゃくブッフェをいただく
11:20 こんにゃくパーク出発(徒歩で上州福島駅へ)
11:54 上信電鉄で上州富岡駅発
12:00 上州富岡駅到着、群馬県立世界遺産センター内見学
12:55 世界遺産の富岡製糸場に到着・見学
14:55 富岡製糸場を出発
15:05 上信電鉄で上州富岡駅発
15:28 下仁田駅着
15:50 れすとらん ヒロで名物の下仁田カツ丼を食べる
16:56 上信電鉄で下仁田駅発
18:00 高崎駅着
18:12 JR信越本線で高崎駅発
18:23 安中駅着・駅前の工場の夜景写真を撮影
18:32 JR信越本線で安中駅発(高崎駅でJR高崎線に乗り換え)
20:39 東京駅着

上信電鉄とは

皆さんは上信電鉄をご存知でしょうか?下記の様に思う方も多いのではないでしょうか。

上信電鉄てなんだろう?
どこを走っている鉄道なんだろう?
周辺に見所はあるのだろうか?

私も実際に計画を立てるまで詳しくは分かりませんでした。実際に調べてみると色々な魅力的スポットが周辺にあり、1日でかなり充実した鉄道旅ができるのが魅力です。ぜひみなさんにも知っていただきたいと思い今回投稿してみました。ということでご紹介です。

上信電鉄は、群馬県の高崎駅から下仁田ねぎでも知られる下仁田駅を結ぶ私鉄路線です。歴史はかなり古く日本の私鉄路線では3番目に開通した鉄道なんです。

上信電鉄

当時は上野鉄道(こうずけ鉄道)という名前で設立され、後ほど現在の上信電気鉄道という名前の変更されました。1895年開通と約127年間運行されているので、すごい歴史的にも長い鉄道ですね。

本当は下仁田から更に延伸させる予定だったらしいですが、世界恐慌の影響で断念したそう。

今回は、せっかく高崎まで上信電鉄での観光に来たので高崎駅から終点の下仁田駅まで巡りたいと思い、フリー切符を購入し巡ってみました。フリー切符に関しては後ほどご紹介します。

JR高崎線で高崎駅へ出発!

出発地点は東京駅からです。

目的地の高崎駅までは青春18きっぷの1回分を使用して、JR高崎線に乗って向かいました。今回は日帰りで巡るので朝早くの出発、6:51の電車に乗車です。

青春18きっぷとは

青春18きっぷは、決められた期間の間で合計5回まで好きな時に利用ができ、利用日の24時間、JRの鈍行列車全線が乗り放題の切符です。

1枚のきっぷ価格は、2022年現在で12,050で購入できます。この価格で5回も使えてしまうので、1回分なんと2,410円でどのJRの鈍行列車に乗れてしまうので非常にお得で便利な切符なんです。

また、5回分を複数人で分けて同時利用も可能なので複数人の小旅行などにもおすすめなきっぷです!

色々ルールなど細く決められているので、青春18きっぷ使ってみたい!気になる〜興味ある〜て方は下記の記事をご覧ください。青春18きっぷに関して詳しくご紹介しています。

青春18切符が3枚
【青春18きっぷ旅特集】鉄道旅を始めたい方必見!青春18きっぷの使い方や魅力みなさん『青春18きっぷ』というお得な鉄道きっぷをご存知ですか? 青春18きっぷて名前は聞いた事あるけどなんだろう? JRが乗り放題...

本来であれば東京駅→高崎駅までの片道価格は1,980円です。今回は日帰り旅の為、往復だと3,960円かかります。その為、1,550円もお得になりました。

上信電鉄に乗れる高崎駅までのアクセス

上信電鉄には、群馬県にある高崎駅から乗車することができます。

高崎駅までは、東京駅からなんとJR高崎線で1本で行くことができちゃいます!
※大宮までは宇都宮線と並行運転しています。小金井、宇都宮方面は全然違うところに行ってしまうのでご注意ください。同じ車両の為、見た目では判断できません。行き先や電光掲示板で確認しましょう。

また、渋谷駅、新宿駅、池袋駅が近い方は、JR湘南新宿ラインを利用しても高崎線に直通しているので1本で行けたりします。
※湘南新宿ラインも同様に途中の大宮駅で高崎線と宇都宮線に分かれます。宇都宮線方面に行ってしまわないようにご注意ください。

東京駅発

1本てすごい気軽にいけちゃうやん!て思うかもしれません。が、高崎線は長距離列車なので、なんだかんだで東京駅から高崎駅までは約2時間かかります

前に行った一人旅の所要時間6時間くらいと比べたら雲泥の差ですが、、

高崎線に乗るときのポイント

高崎線に長時間利用される方は前側2両・後側2両に乗るのがおすすめです!実はそれらの車両は基本的にクロスシートで4人向かい合って座る事ができます。人によって好みはあると思いますが、外の景色も見やすく旅感を味わえますよ!
※東海道線、高崎線、湘南新宿ラインなども同じ車両なので同様です。
※一部車両が途中止まりで切り離しされる事がある為、注意です。

高崎駅到着!上信電鉄でのお得な切符購入

8:51に高崎駅に到着です!上信電鉄の駅にさっそく向かいます。

高崎駅看板

上信電鉄はJRではないので青春18きっぷは利用できません。今回は上信電鉄で巡りたかったので何かお得な切符はないかなと探ってみた結果、上信電鉄には、観光の為の色々なお得きっぷがありました。その内、お得な2種類の乗車券をご紹介します。

一日フリー乗車券

こちらの切符は上信電鉄内で全区間が1日乗り放題のパスです。1日上信電鉄での旅を満喫したい、終点の下仁田駅まで行かれる方は必見です。

お値段は1枚2,260円で少し割高に感じますが、終点の下仁田駅までは片道価格1,130円。1日で下仁田まで観光などで往復するだけで元がとれてしまいます!

今回の私のプランは、1日上信電鉄で色々なスポットを巡ることだったので、一日フリー乗車券を購入!これで1日回り放題なのでワクワクです。

1日フリー乗車券

日帰りで富岡製糸場と下仁田のどっちも行きたい、せっかくだから上信電鉄で色々巡ってみたい!という方は、一日フリー乗車券がお得です!

一日フリー乗車券に関してはこちら(上信電鉄公式サイトより)

富岡製糸場見学往復割引乗車券

こちらの切符は、上信電鉄で富岡製糸場まで歴史や観光を楽しみたいって方にはとてもお得な切符なんです。

何がお得なの?

1、上信電鉄の高崎駅から富岡製糸場の最寄駅である上州富岡駅までの往復きっぷ富岡製糸場の見学券がセットになっています。

通常は、

  • 高崎駅→上州富岡駅まで片道810円(往復1,620円)
  • 富岡製糸場の見学券が1,000円

通常合計で2,620円かかるところ、富岡製糸場見学往復乗車券を購入すると1点2,200円と通常よりも420円お得に往復交通費と富岡製糸場の見学ができてしまいます。

2、往路・復路それぞれ1回に限り途中下車することができるんです。

ということは1日で合計2回寄り道できますね!

上信電鉄には富岡製糸場以外にもこんにゃくパーク上野三碑など観光を楽しめるスポットがあります。通常よりもお得な価格なのに富岡製糸場見学のついでに途中下車して上信電鉄周辺の散策もできるなんて素晴らしいチケットですね!

鉄道で富岡製糸場まで見学に来られる際は、富岡製糸場見学往復乗車券でお得に富岡製糸場見学を楽しむのがおすすめです。

富岡製糸場見学往復割引乗車券に関してはこちら(上信電鉄公式サイトより)

お得なきっぷは主にこの2つがおすすめですが、他にも色々あります。ぜひご自身のプランに合わせてお得な切符を購入してみてはいかがでしょうか。

上信電鉄のお得な切符一覧はこちら(上信電鉄公式サイトより)

フリー切符で上信電鉄で巡る日帰りプランスタート!

上信電鉄フリー切符プランはこちら高崎駅からスタートです。

JR高崎駅の横に上信電鉄専用の高崎駅入口があります。

上信電鉄の高崎駅

上記で紹介したお得な切符はこちらの改札前で購入することができます。駅員さんなどに聞いてみましょう。

上信電鉄の高崎駅改札

隣のホームはJRで、柵で分けられてますね。上信電鉄のホームはかなり珍しく0番線のようです!8:59発の列車でもういました。

写真で停車している列車は2019年に導入されたばかりの車両ですが、元々はJR日光線で走っていた車両なんですよ。レトロ感あって良きですね!

上信電鉄の0番線

現在の日光線は2022年に導入されたばかりの超新型車両が走っています。下記に同じく日帰りでの青春18きっぷ旅の日光線に乗車した記事も投稿しています。今回利用した高崎線とは違う方面に行く宇都宮線と日光線を利用した記事です。

もし興味があったらご覧ください。

宇都宮・日光画像
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まずは高崎駅→上州福島駅に向かいます。

途中の佐野のわたし駅を過ぎると車窓から佐野橋が見えてきます。佐野のわたし駅から歩いて約5分とアクセスが抜群です。お時間ある方はお散歩してみるのも楽しそうですね。橋からは上信電鉄の写真が撮れそう。

今回は時間の関係と雨だったので私は行かず、

佐野橋佐野橋

約30分ほど乗車して9:32に上州福島駅に到着です!

上州福岡駅

上州福島駅の駅舎とてもレトロで癒されます。

上州福島駅

大人も子供も楽しめる『こんにゃくパーク』へ!

ここからは徒歩で1個目のスポット、こんにゃくパークに向かいます。

こんにゃくパークこんにゃく工場で普段から無料で工場施設を見学することができるんです。そして工場見学後にはハッピーなことが起きます

こんにゃくパーク
  • 住所:群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1
  • お問合せ:0274-74-3131
  • 営業時間:平日 9:00~17:30(最終受付17:00)
    土日祝 9:00~18:00(最終受付17:30)

こんにゃくパークの公式サイトはこちら

上州福島駅からは、徒歩で約25分ほどで行くことができます。ずっと直進で着くので簡単に行けますね。

25分てちょっと遠いな〜〜って方には、実は駅で無料で自転車をレンタルすることができるんです。

駅の後ろに無料レンタサイクル駅舎の中に沢山の無料レンタサイクル

レンタルしたい方は思い切って駅員さんに貸してください〜!と聞いてみてください!

無料レンタサイクル(上信電鉄の駅でレンタル)

貸出駅:根小屋駅・吉井駅・上州福島駅・東富岡駅・上州富岡駅・上州一ノ宮駅・下仁田駅
※雨の場合は傘さして運転できないので基本貸してくれません。
※上州福島駅・東富岡駅・上州一ノ宮駅は、駅員不在日及び不在時間帯はご利用できません。ご注意ください。

無料レンタサイクルに関してはこちら(上信電鉄公式サイトより)
※上記リンク内に記載の『サイクルトレイン』は電車内に自転車を無料で乗せられるサービスのことです。無料レンタサイクルは1番下に記載されています。詳しくは上記のリンクをご覧ください。

そして、今回は雨だったので私は歩いて行きました!途中に険しい山道や坂道はないのでご安心ください。笑

約25分ほど雨の中歩いたところにこんにゃくパーク発見しました!!とても大きくアウトレット並みの広さです。そして工場とは思えない可愛さです。笑

駐車場も無料でとめられるので、車でファミリーで来るのにもばっちしですね!

こんにゃくパーク

今回は雨なので厳しいですが、もし晴れていれば外に遊具足湯なんかもあったりします。工場とは思えない、まるでアミューズメントパークのようです。そして、無料で見学できるというのがまたすごいですね。

こんにゃく工場の外にある足湯

ハワイアンチックな足湯でお子様とかは特にワクワクですね!

こんにゃく工場の外にある足湯

いざこんにゃく工場見学へ!

ということで本題のこんにゃく工場内に入って行きましょう!

なんとも可愛らしいゲートですね。お子さんはとてもワクワクすると思います。

こんにゃく工場見学ルート

こんなに可愛らしい見た目の工場ですが、工場内はしっかり大きな製造マシンがたくさん並んでます。迫力を感じますね!

今回は休日なので停止していますが、平日はバリバリ稼働中の工場を見学することができるんですよ!

工場内の製造マシン

工場見学中には周りの通路では色々なこんにゃくなど製造している物の製造工程やどこから材料がやってきているのかなど色々詳しく学ぶことができます。

工場内の見学通路

お子さんにとっては楽しみながら良い社会科見学になったり、大人の方はこんにゃくの豆知識を習得できたりと誰もが楽しさでいっぱいになりますね。

見学終了です!見学の所要時間は大体30分〜1時間くらいでした!ファミリー層など、ゆっくりみられる方は1時間ほど見学時間を考えていただければ良いかなと思います。

見学後はワクワクショッピング

工場見学が終わると目の前には工場内で製造されたこんにゃくがたくさん売っているお土産屋さんがあります。せっかくきたのでやはりこんにゃくまとめ買いしたくなっちゃいますね。

また、お土産屋さん内でこんな感じのこんにゃく詰め放題も開催しています。種類も豊富にあるので、興味ある方はぜひたくさん詰めまくって美味しいこんにゃくをゲットしてみてください。

1回につき、500円で袋に入るだけこんにゃくをたくさん詰められます。袋の大きさは実際に行ったら確認してみてください。

こんにゃく工場の売店

これも無料なの??こんにゃく無料バイキングを体験

こんにゃくパークの1番の魅力です!なんと無料なのは工場見学だけではないんです。

工場で作った手作りのこんにゃく、これも無料で食べられるんです。しかも食べ放題なんです!

そんなことあるの?と思いますが、あるんです。工場にきてよかったと更なる良い思い出になりますね。さっそく頂いちゃいます。

利用方法ですが、工場見学入場時に無料バイキング券をもらえます。入場したら勝手についてきます。その無料バイキング券を箱に投入するだけです。

こんにゃく無料ブッフェ

あとは、自分が食べたい、気になるこんにゃく料理を好きな分だけとります。

しかもいつものこんにゃくだけではなく、普段食べられない色々なユニークなこんにゃくが色々と食べられちゃいます。

例えば、こんにゃくラーメンやこんにゃくユッケ、デザートでこんにゃくプリンもありました。

無料バイキング

こんな感じに色々取っちゃいました。しかし、種類はまだまだありますよ!10種類以上はありました。

無料こんにゃく料理

こちらは麺類系のこんにゃくです。2回目も頂いちゃいました。しかもこんにゃくは健康にも良く、とても美味しく大満足です。プレートの下はデザートのプリンです。

無料こんにゃく料理

11:20ごろ、最高のひとときを過ごして大満足の中、こんにゃくパーク観光終了です!工場見学だけではなく、無料のこんにゃくバイキングやファミリーなどで楽しめる施設など色々魅力のある工場でした。

私はこんにゃくブッフェなど諸々含めて合計所要時間は1時間20分でした。複数人でゆっくり周ったりする大体2時間〜2時間30分くらいは見ておくと良いかなと思います。

また同じルートで約25分歩いて上信電鉄の上州福島駅に戻ります。

上州福岡駅

工場見学の後は、歴史的有名な世界遺産『富岡製糸場』へ!

こんにゃくパークを楽しんだ後は、1度は学校の歴史授業で聞いたことがあるかもしれない明治時代の産業遺産であり、世界遺産にも登録された富岡製糸場に向かいます。

上州福岡駅から11:54発の上信電鉄に乗って今度は上州富岡駅に向かいます。

上州福島駅

上州福島駅→上州富岡駅はたったの2駅なので、約6、7分で到着です。

上州富岡駅

綺麗な改札。

上州富岡駅改札

さすが世界遺産の最寄り駅ということもあり、駅舎もとても綺麗です。

上州富岡駅

富岡製糸場に行く前に『世界遺産センター』でちょっと歴史を学ぶ

上州富岡駅着いたからさっそく富岡製糸場へ行こう!!って思いましたが、駅の目の前に富岡製糸場などの歴史などを学べる施設『世界遺産センター』を見つけたので入ってみました。

約30分ほど学んでいました。

世界遺産センター

中では富岡製糸場などの歴史の動画や参考資料など色々なものが並んでいます。

ぜひ行く前に勉強してから行きたい、興味があるって方は入場料が無料なので、寄り道してみると結構面白いですよ!

上州富岡駅からの富岡製糸場までのアクセス

12:40ごろ、世界遺産センターで歴史を学んだところで富岡製糸場へ向かいます。

上州富岡駅から富岡製糸場までは徒歩10分ほど歩いたところにあります。駅から遠くなく便利ですね!

世界遺産『富岡製糸場』の見学料金

富岡製糸場の見学には見学料がかかります。

見学チケットの購入は富岡製糸場の入り口で購入可能ですが、周辺のお店などでも購入することができます。

富岡製糸場の見学料
  • 大人:1,000円
  • 高校・大学生(学生証の提示が必要):250円
  • 小・中学生:150円
  • 未就学生:無料

※PayPayやICカードなどの電子決済やクレジットカード決済も可能です。
※その他にもガイドツアーなどのオプションや団体料金の価格などもあります。

詳しくは下記の富岡製糸場公式サイトに記載してありますので、ご確認ください。

見学料金やオプションなどに関してはこちら(富岡市観光ホームページより)

今回私は見学チケットを富岡製糸場の入口ではなく、富岡製糸場近くにある『信州屋』というお店で購入しました。

信州屋
  • 住所:群馬県富岡市富岡51番地
  • お問合せ:0274-63-2000
  • 営業時間:9:00〜18:00(完売の場合、閉店)
  • 定休日:水曜日、第三木曜日(祝日の場合は営業)、年末年始、夏季休業日あり

信州屋の公式サイトはこちら

しゅうまいのお店

なぜこのお店で購入したかというと、このお店で見学チケットを購入すると料金は同じですが、信州屋の名物『和風絹しゅうまい』1個付いてくるからです。おまけでしゅうまいが食べられるとは得した気分になります。

和風絹しゅうまいは元々旅館で出していたそうで、好評だった為しゅうまい専門店として営業しているそうです。

富岡製糸場のお土産としてもおすすめしたいしゅうまいです。

おまけのしゅうまい

世界遺産『富岡製糸場』で明治時代の産業、歴史を学ぶ

富岡製糸場は、明治時代から1987年の昭和の終わりまでなんと115年間も稼働していた日本の近代産業においてとても重要な役割を果たした工場なんです。蚕の繭から生糸を取り出しシルクを生み出していました。

富岡製糸場

富岡市観光ホームページ(富岡製糸場)はこちら

13:00ごろ、お店で購入した富岡製糸場の見学チケットを持って、富岡製糸場の門まで到着です。当時の雰囲気がそのまま残っていて迫力を感じます。さっそく入って行きましょう。

 

富岡製糸場入口

事前に購入していたのでチケット売り場で購入はせずそのまま入場ができました。

富岡製糸場の見学チケット

まずは富岡製糸場のど真ん中を突き抜けて、国宝で最近リニューアルされた西置繭所(にしおきまゆじょ)に向かいます。

富岡製糸場

西置繭所は当時の状態を残しつつ、綺麗に見やすくし展示されている博物館のようになっています。こちらは昔稼働していた業務用エレベータです。

業務用エレベータ

『人は絶対に乗るな』赤色で強く記載されています。とても斬新。当時の労働の様子が想像できますね。

人は絶対に乗るなの看板

こちらは当時の貯繭倉庫内を再現しています。すごい量ですね。

貯繭倉庫

西置繭所の2階から外に出て見えるグレー色の円形の水溜めは鉄水溜(てっすいりゅう)です。製糸の工程で必要不可欠だった大量の水を貯水する為の施設で、最初はレンガ造であったそうです。水漏れの被害により現存する鉄製の貯水施設になりました。

こちら日本最古級の鉄製構造物で2006年には国の重要文化財に指定されているとても貴重なものなんです。

工場の鉄水溜

また富岡製糸場のど真ん中を通って入口付近に戻ります。続いては東置繭所(ひがしまゆおきじょ)です。こちらも国の重要文化財で富岡製糸場の代表的建物です。

木の骨組みで支え、れんがを積み重ねる「木骨煉瓦造」という西洋と東洋の技術の組み合わせで造られています。2階まで当時から使われているような階段で登って行きます。

東繭倉庫外観

建物の外の木材の柵は良い感じに年季が入っていますね。当時から変わらず残っているのが伝わってきます。

繭倉庫の外

2階の繭倉庫に入るとこの広い空間、綺麗さと素晴らしい木の骨組みに感動です。当時から日本の建築技術の凄さをしみじみ感じてしまいます。ライトアップがまた更にインスタ映えしますね。

繭倉庫

続いては、富岡製糸場といったらこれ!!ってところに向かいます。

操糸所近くの通り

操糸所です。富岡製糸場の入口入ってすぐ左をずっと歩いたところにあります。こちらは富岡製糸場において最も重要な繭から生糸を取る為の施設です。当時電灯がない日本では光ができる限り入るような工夫がされているそうです。

さっそく中に入ります。

操糸室

操糸所内です。この光景をどこか写真などで一度は見たことあるって方も多いのではないでしょうか。1987年の操業停止時の状態でそのまま残されています。

繰糸所の長さは約140m、300釜の繰糸器が並んでいます。当時の製糸工場としては世界最大規模でした。まさに日本の産業革命を築いたのが伝わってきます。当時はここで300人もの工女が一斉に蚕の繭からシルクの為の糸を取り出していたそうです。

操糸場内

こちらは袋で覆い被さっていない状態でした。当時の状況を思い浮かべながら観察したりします。歴史好きにはたまらないです。こんな細かいごっつい機械が一斉に動いていたとなるとすごい迫力ですね。

操糸機

奥まで行くことはできませんが、まだまだずらりと当時の操糸機が並んでいます。

操糸機

操糸所を見学後は近くを散策します。富岡製糸場の裏側的な場所を散歩して富岡製糸場の観光は終了です。

富岡製糸場の外

いかがでしたでしょうか。近代の日本において重要だったシルク製造の為に大いに活躍した富岡製糸場の当時の状態で残ったまさに日本の文化遺産。昭和後期まで実際に稼働していたので当時のまま残っているというのもまた魅力満点ですね。

日本の歴史を実際に巡って学びたい、観光したいって方は本当におすすめなスポットです。今回記事としてあげた内容は実はまだ一部です。富岡製糸場はかなり広くまだまだたくさんの見所スポットがあります。

全箇所をしっかりと観光する場合、所要時間は大体3〜4時間のゆとりを持たせると良い観光や思い出が作れると思います。私の場合は時間の都合上2時間の観光でした。2時間でもしっかり全て見学はしましたよ!

興味のある方はぜひ実際に足を運んでご自身の目で近代文化の建造物を色々と巡ってみてください。

上信電鉄の終着駅『下仁田駅』で『下仁田カツ丼』を食べる

14:55ごろ、富岡製糸場の観光を終えたところで上信電鉄の上州富岡駅に戻ります。続いては上信電鉄めぐりの最後の目的地である終着駅の下仁田駅に向かいます。

目的は下仁田名物の下仁田カツ丼です。今回どうしても食べたくて行きました。

10分後の15:05発の列車に乗る為、少し急ぎ目で上州富岡駅へ!

上州富岡駅

上州富岡駅から下仁田駅までの所要時間は約25分です。

上信電鉄は基本的に平坦区間を走ります。しかし、終点の手前の千平駅から終点の下仁田駅の1駅区間のみ上信電鉄で唯一、山間区間を走るんです。その為、いきなり大自然を走る鉄道化します。そして複線から急に単線にかわります。

急な車窓の変化にびっくりです。なんか面白かったです。

千平駅から下仁田駅は1駅がとても長く、7分間ノンストップで走行します。

山の中を走る電車

山の中をぐいぐいと走って15:28に終点の下仁田駅に到着です。

下仁田駅

地元感が溢れた駅の改札前。レトロで良きです。

下仁田駅構内

さっそく下仁田駅を散歩。今回気になっていた店舗がやっていなかったので、こちらの『れすとらん ヒロ』という駅の目の前のお店で下仁田カツ丼をいただきました。隣はお土産屋さんで繋がっていました。

れすとらん ヒロ
  • 住所:群馬県甘楽郡下仁田町下仁田384
  • お問合せ:0274-82-3325
  • 営業時間:10:00〜18:30
  • 定休日:木曜日
れすとらん ヒロ

色々美味しそうなメニューがありましたが、迷わずに下仁田カツ丼を注文。

出てきました。とてもおしゃれで可愛いどんぶりで登場!

下仁田カツ丼定食

中を開けてみるとシンプルだけどめちゃめちゃ美味しそうなカツ丼が〜。

下仁田カツ丼はすごくシンプルで卵は入っていません。味付けはソースではなく醤油でいただくのが下仁田流のカツ丼。大正後期には既に下仁田町で食べられていたそう。

あっさり醤油味のジューシーなカツ丼最高に美味しいです。また食べたい。

下仁田カツ丼定食

下仁田カツ丼を満喫してゆっくりくつろいだところでもう夕方に。16:56分発の高崎ゆきの電車に乗車して高崎駅に戻ります。

この駅舎もまたまたレトロ感満載でなんだか癒されます。

下仁田駅舎

終着地の下仁田駅から終着地の高崎駅までの所要時間は約1時間ちょっとです。最後も少し長旅ですが、ゆっくりくつろぎながら戻ります。

下仁田駅

そして18:00に終点の高崎駅に到着です。これをもって1日上信電鉄めぐりは終了となってしまいました。1日とは思えないほどとても充実した1日でした。

高崎駅に到着

上信電鉄を堪能したら最後に寄り道

これをもって日帰り鉄道旅は終了!と思いきや少しおまけ、寄り道して行きます。

高崎駅からJRに戻り、JR信越線の少し東京とは逆方面に行った安中駅工場を見に行きます。笑

工場!?何するん??

特に何もしません。。笑

ただ駅前の工場を写真取りに行きます。高崎駅を3駅行ったところに安中駅はあります。所要時間は信越線で12分程度です。18:12発の電車に乗ります。

信越線内です。昔高崎線や宇都宮線で走っていた懐かしい車両です。

信越線の中

18:23に安中駅に到着です。

安中駅看板

安中駅は目の前が工場地帯で、実は工場夜景がとても綺麗に撮れるんです。インスタ映え目的できました。あまり上手く撮れたかはわかりませんがこんな感じです。

工場地帯

写真撮影の制限時間は約10分。18:32発の高崎行きが来るまでの間思う存分工場の夜景写真を撮ります。

そして逆方面の高崎ゆきに乗って戻りました。昔高崎線や宇都宮線とかでよく見た電車の顔です。とても懐かしく感じます。

信越線

20:39に東京駅に戻ってきました。日帰りでも本当に充実した1日になりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は青春18きっぷが余ってしまった際の東京から日帰りで気軽に行ける群馬県高崎駅から行く上信電鉄を巡る旅をご紹介してきました。周辺は想像以上の見どころの多さで1日で色々と観光できちゃいました。とても充実した鉄道旅となって雨を忘れてしまうほど!

東京に観光にきた際に1日空けて行ってみたり、家族やカップルデートとして行ってみたり、色々な楽しみ方があると思います。東京駅から高崎駅までJR高崎線で1本なので2時間少し長旅ではありますが、そこまで大変ではないですよ!

また、世界遺産の富岡製糸場やこんにゃくパークはもちろん車でも気軽に行けます。車の場合、今回は駅から遠く断念してしまった『荒船風穴』という蚕の卵を保管する自然の冷蔵庫役割を果たした世界遺産も有名なので行ってみてください。

今後も色々青春18きっぷを利用した鉄道旅など色々と旅行記をあげていきたいと思っています。ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。

上信電鉄と切符
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