福岡には色々観光地がありますが、鉄道だけで行けてしまう観光地が多いんです。
今回は3日目の長崎編の続編として、2018年9月の旅行を題材とした3泊4日で行く九州巡り旅行4日目、九州唯一の大手私鉄『西鉄』で行く福岡を代表する観光地を1日で巡るコースです。
車は借りずに1日『西鉄』だけを利用して有名観光スポットを巡ってみました。その旅行記をベースとした観光コースをご紹介いたします。
※この旅行記は、2018年9月の旅行写真などを使用していますが、できる限り情報は2022年9月現在の情報を参考に記事作成をしています。
3日目の記事まだ見てないけど気になる!!って方は下記をご覧ください。
今回のマイルート
今回は、16:00の新幹線に乗らなければならなかった為、駆け足コースとなってしまいました。もっと時間にゆとりがあればゆっくり観光できるコースになると思います。
※時間はおおよそです。
10:00 西鉄の特急で西鉄福岡駅発
10:50 西鉄柳川駅着
11:10 柳川お堀めぐり体験スタート
12:44 西鉄柳川駅発
13:44 太宰府駅着・太宰府観光スタート
14:39 太宰府駅発
15:10 西鉄福岡駅着
16:15 新幹線のぞみで博多駅発
21:15 東京駅着
九州唯一の大手私鉄である西鉄とは
みなさん、西鉄をご存知でしょうか?
どこかで耳にしたことある方もいるかもしれませんね。
西鉄は西日本鉄道の略で福岡県内を走る私鉄です。
鉄道やバス、観光バスから日本中に展開するビジネスホテルの西鉄インなどを運営する九州で唯一の大手私鉄です。ちなみに私は西鉄という名前だけは聞いたことがありましたが、詳しくは全く知らず、、
東京の私鉄である西武線と名前が似てて最初は西武線を勝手に想像していました。西武鉄道とは全く関係ありません。笑
本線とも言える天神大牟田線(てんじんおおむたせん)や太宰府線、甘木線(あまぎせん)、貝塚線の計4つの路線があります。1番のメイン路線である天神大牟田線では九州最大の繁華街である天神(西鉄の駅名は西鉄福岡駅)から熊本県寄りに位置する大牟田までを結びます。
また博多での主要バスは西鉄バスらしくどこもかしこもたくさん西鉄バスが走っています。
今回の旅行コースでは天神大牟田線と太宰府線を利用します。
西鉄にはどこから乗れるの?
もし博多駅から観光などで来た際、西鉄に乗るには博多駅から天神まで行き、終着駅の西鉄福岡駅から西鉄に乗車するのが1番便利で分かりやすいのでおすすめです。
博多駅から西鉄のある西鉄福岡駅に向かう方法は2つです。
徒歩の場合、
徒歩30分程度で行くことができます。博多を散歩がてらに歩いて行くのもおすすめです。
地下鉄を利用して行く場合、
地下鉄空港線に乗って、博多駅→天神駅まで行き下車。(所要時間は10分程度)
地下鉄で博多駅→天神駅までは片道210円です。
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地下鉄の天神駅から西鉄の西鉄福岡駅は徒歩5分圏内です!かなり近いので便利ですね。
天神は九州最大の繁華街ということもあり、ビジネスホテルなどたくさんあります。天神でホテル滞在して翌日そのまま西鉄観光もありですね!私は今回、天神内のホテル滞在しました。(どこのホテルかは忘れてしまいました笑)
ということで、今回の旅行記では西鉄で行けるスポットに焦点をあて、福岡を代表する観光地である柳川と太宰府を巡る1日観光コースをご紹介です。
柳川の風情溢れるお堀めぐりを体験
西鉄で巡る午前中の観光スポットは柳川です。
柳川は福岡の南部に位置する町でかつては城下町として栄えたそうです。柳川の歴史は古く江戸時代には柳川城が整備されるも、火災による焼失で城としての形は残念ながら残っていません。しかし、柳川では江戸時代からほとんど変わらずお堀や町割りが残っています。
柳川は昔から変わらない風情を味わうことができる福岡でとてもおすすめしたい観光地です!
そんな柳川でぜひ体験してほしいスポットが水郷柳川を小さな舟で行くお堀めぐりです。
天神から柳川までのアクセス
柳川までのアクセスは、西鉄の天神大牟田線を利用して西鉄福岡駅(天神)→西鉄柳川駅まで特急・急行利用で約1時間で行くことができます。
天神から1本で行くことができるので非常に便利ですね!(急行・特急利用で終点の大牟田駅の2つ手前の駅でかなり熊本寄りです)
値段は西鉄福岡駅から西鉄柳川駅までで片道860円です。
柳川を目掛けて西鉄で出発!
西鉄で行く1日福岡観光のスタートです。
今回、西鉄駅近のホテルで宿泊をしたので徒歩で西鉄福岡駅まで行くことができました。
西鉄柳川駅までは終点寄りなのでやや遠めです。でも特急や急行を利用して1本で西鉄柳川駅まで行けるのが便利です。特急はかなり飛ばしてくれるのであれば特急、なければ急行で行くのがおすすめです。
今回私たちは10:00発の特急に乗車します。
今回乗車する西鉄特急が到着です。
写真ではまだ普通列車との記載ですが、この後に特急になります。西鉄の特急は普通の鈍行車両を使用している為、特急運賃なしでコスパ良く早く目的地に向かうことができちゃいます!
そして車内はクロスシートなのでとても快適な鉄道旅を楽しめます。東京では消えつつあるクロスシート車両なので嬉しいですね。
1時間ほど乗車して10:56に西鉄柳川駅到着です!空気がとてもおいしく落ち着いた雰囲気で良きです。
いざ、『柳川お堀めぐり乗船場』へ
ここからは歩いて目的スポットの水郷柳川お堀めぐりができる乗船場へ向かいます。
お堀めぐりが体験できる舟の運営会社は1つではなく、いくつかあります。乗船場も1箇所ではなく4箇所もあるんです。
西鉄柳川駅から舟の乗船場までは下記のマップをご参照ください。
※西鉄柳川駅よりの白丸が乗船場の目印です。西鉄柳川駅から離れた所の白丸は下船する場所です。
柳川の川下り
- 発船時間:10名前後の定員になり次第順次発船(予約は不要)
- 料金:大人 1,560円 ~ 1,700円
小人 830円 ~ 860円
※舟の会社によって料金が異なります。 - 営業時間:午前9時頃~夕刻
※船会社によって営業時間が異なります。 - 所要時間:乗船場(柳川駅近く) ~ 御花周辺 60分程
乗船場(柳川駅近く) ~ 沖端商店街(最終地点)70分程
※川下りは片道です。帰りは徒歩、又は舟会社のシャトルバスで戻ります。 - 駐車場:舟の会社が用意しています。
参考サイト:柳川市観光協会の公式ホームページ
ちなみに私は何も考えずにマップで近い乗船場に向かったのでどこの場所をチョイスしたか覚えていません。笑
が、10分ほど歩いて乗船場に到着です。
乗船場の近くには三柱神社という神社の鳥居が目の前に立っていました。
そして目の前はいよいよ舟の乗船場です。平日ということもあり、5分程度で舟に乗船できました。
乗船前にお堀めぐりにぴったしな『ばっちょ笠』も100円でレンタルできます。舟旅の記念にレンタルして舟の中で記念撮影などもとても良い思い出になりますね。
水郷柳川の川下りスタート
さっそく乗船します。11:00過ぎ頃、水郷柳川お堀めぐりのいよいよスタートです。
船頭(せんどう)の方が舟旅の間このボートを操縦しながらガイドをしてくれます。
周りを見渡すと沢山舟が止まっています。こんな感じでゆったりとした水郷をトンネルをくぐったりしながら進んでいきます。
色々なトンネルに出会います。こんな遺跡のようなトンネルを通ったり
こんなに低いトンネルをくぐったり、立ったら確実に頭ぶつけます。笑
ゆったりと巡っていると川の端でお店が現れました。ここで何か購入して食べられるらしい。
私はソフトクリームを購入しました。ちなみに舟上での購入の為、現金のみです。
約1時間ほど舟に乗車して12:10ごろに終点まで来ました。ここら辺で降りるそう。
下船される方が沢山いらっしゃいました。下船後は往復ではなく、片道なので駅まで戻る必要があります。舟の会社がシャトルバスを走らせていると思うので現地で確認してみてください。徒歩だと大体30分ほど歩いて駅へ戻れます。
約1時間ちょっとの舟旅、のんびり静かな水郷、居心地の良いひとときでした。ぜひ福岡に来たら水郷柳川でのんびり日常を忘れるひとときを送ってみてください。
実は柳川では絶品名物グルメのうなぎがとても有名なんです。おすすめは柳川名物の『うなぎのせいろ蒸し』です。今回時間がなく断念してしまいましたが、柳川のお堀めぐりを楽しんだ後は、時間があればぜひ絶品うなぎせいろ蒸しを食べてみてください。
学問の神様として知られる太宰府天満宮を参拝
柳川のお堀めぐりで風情を満喫した後は、学問の神様とも言われる人気パワースポットの太宰府天満宮に向かいます。
こちらも福岡に来たからには行かないわけには行かない誰もが一度は聞いたことがある歴史的有名スポットですね!
太宰府天満宮は、歴史上で有名な平安時代の貴族、菅原道真公が祀られている神社です。太宰府天満宮は学問の神様として有名ですが、他にも厄除けや安全祈願など色々なご利益がある福岡を代表するパワースポットです。
太宰府には神社参拝以外にも色々な食べ歩きスポットなどで楽しむことができます。今回私は時間の都合上、約1時間くらいの滞在となってしまいましたが、正直、1時間は流石にきついです。笑
太宰府滞在は、半日くらいで考えるのがおすすめです。もし次来たらのんびりゆっくり参拝したいなと思っています。
太宰府までのアクセス
西鉄福岡駅(天神)から行く場合
西鉄の天神大牟田線を利用して西鉄福岡駅(天神)→西鉄二日市駅。
西鉄二日市駅から西鉄太宰府線に乗り換えて終点の太宰府駅まで2駅で行くことができます。
所要時間は西鉄福岡駅(天神)→太宰府駅まで特急・急行利用で約35分ほどです。
料金は片道410円です。
西鉄柳川駅から柳川お堀めぐりを満喫した後に行く場合(今回の私のルート)
西鉄の天神大牟田線を利用して西鉄柳川駅→西鉄二日市駅。
西鉄二日市駅から西鉄太宰府線に乗り換えて終点の太宰府駅まで2駅で行くことができます。
所要時間は西鉄柳川駅→太宰府駅まで特急・急行利用で約50分〜1時間ほどです。
料金は片道680円です。
柳川から太宰府に到着!太宰府天満宮を参拝!
12:45に出発してちょうど1時間後の13:45ごろに太宰府駅に到着です。
太宰府駅を出るとすぐに太宰府天満宮の鳥居がお待ちかねです。この辺では食べ歩きができるお店が沢山あります。行きに軽く食べたり、帰りに電車乗る前に食べ歩きなどもありですね!後ほど食べ歩きしたお店をご紹介します。
そのままずっと歩いていくと鳥居の奥から赤い太宰府天満宮の姿が出てきました。太宰府はかなりの参拝客で賑わっていました。さすが福岡を代表するパワースポットですね。
こちらが御本殿で最も神聖な場所です。こちらでお祈りをします。御本殿は菅原道真公のご墓所の上に建てられているそうです。参拝されるお客さんで行列ができています。
参拝を終えたら駅前の参道で食べ歩き
参拝が終わった後は、駅前の食べ歩きスポットに戻ります。
太宰府天満宮の表参道では美味しいグルメが色々と揃っていて、太宰府名物などが美味しく食べながら巡ることができます。
太宰府に参拝に来た際はマストですね。今回は2箇所で美味しいスイーツを食べました。
名物『鬼瓦最中』が食べられる『天山』
太宰府駅を出た参道のところにある和菓子のお店『天山』。
こちらでは太宰府に訪れた際にぜひ食べてほしい名物スイーツがあります。
それが『鬼瓦最中』です!
1つ1つを手作りで作られていて、最中の中の小豆は北海道十勝産、最中の皮はもち米100%です。また、鬼瓦最中は小豆だけではなく、他にも色々な餡や大きなイチゴが入った最中などもあります。秋の期間限定でモンブラン最中もありました。
ぜひお店に立ち寄った際にご自身のお好きな鬼瓦最中をチョイスしてみてください。
今回私は小豆と八女茶の2種類の鬼瓦最中を食べました。
こちらが小豆の鬼瓦最中です。隠れちゃっていますが、最中の皮は鬼瓦の顔になっています。お値段は220円!
そしてこちらが八女茶餡の鬼瓦最中です。こちらも皮はサクサクでお茶の餡が濃厚で美味しかったです。こちらのお値段は230円でした。
天山では鬼瓦最中がメインの商品ではありますが、それ以外にも色々なスイーツが食べられます。
今回気になってこちらのわらび餅も購入しました。こちらもとろっとろの食感がたまらず最高でした!鬼瓦最中に負けず美味しかったです。
こちらはきな粉か八女茶の2種類あります。お値段は1本300円!ぜひこちらも食べてみてはいかがでしょうか!
本当に種類豊富にスイーツを堪能でき、楽しく美味しくいただくことができます。ぜひご参拝された際は立ち寄ってみてください。
太宰府の名物餅菓子『梅ヶ枝餅』の老舗『茶房きくち』
続いて『梅ヶ枝餅』が食べられるお店『茶房きくち』をご紹介です。
梅ヶ枝餅は、太宰府のお土産にぴったりな太宰府名物お菓子です。歴史はかなり古く、菅原道真公が太宰府に左遷された際に老婆がお餅を売っていて供したら菅原道真公の好物になったそうです。そんな昔から食べられていると知るとより食べたくなっちゃいますね。
ちなみに梅ヶ枝餅には梅は使用されていません。
そんな菅原道真公にゆかりが深い太宰府名物の梅ヶ枝餅を太宰府天満宮の参道にある『茶房きくち』でいただくことができます。
茶房きくち
- 住所:福岡県 太宰府市宰府2-7-28
- お問合せ:0120-259-250
- 営業時間:08:30〜18:00
- 定休日:毎週木曜日
(太宰府天満宮の祭事の為、毎月1日・25日が木曜日の場合はその前日の水曜日が店休日)
茶房きくちは1951年創業以来約70年間もの間、梅ヶ枝餅の製法にこだわり抜いている老舗のお店です。あんこは北海道十勝産の小豆を使用し、生地は最高級のもち米粉とうるち米粉のブレンドで硬くなりにくい仕様になっています。
さっそく店頭で購入。1個120円でした。食べてみると生地がサクッと小豆が甘塩っぱく美味しかったです。
太宰府天満宮の参道で食べられる絶品お菓子などは、どこのお店も独自のこだわりがあり、本当に美味しいものが沢山あります。太宰府天満宮に参拝に来た際は、参拝だけで終わらせずぜひお時間を作って参道での食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
より最高の福岡旅行思い出になると思います!
太宰府参拝を終えたところで天神に戻ります!
14:40ごろ、太宰府で名物お菓子を色々食べれて満足したところでとうとう観光が終了となります。今回は駆け足旅になってしまいましたが、16:10には新幹線に乗らなくてはならないので西鉄に乗って天神に戻ります。
太宰府駅は太宰府天満宮の参道の目の前にあるので、アクセス抜群で本当に便利です。今回はこの旅人と書いてあるラッピング電車に乗って戻って行きます。2駅で本線に乗り換えですが。
天神から博多駅に戻り、せっかく博多に来たので少し駆け足で博多ラーメンをいただきました。『博多一双』の豚骨ラーメンです。人気なお店でラーメンは濃厚で美味しかったです。博多には美味しい博多ラーメンのお店が沢山あります。
ぜひお好きなラーメン屋さんを探して行ってみるのがおすすめです。
博多 一双 博多駅東本店
- 住所:福岡県福岡市博多区博多駅東3 – 1 – 6
- お問合せ:092-472-7739
- 営業時間:11:00 – 24:00
- 定休日:不定休
最後に博多ラーメンで旅の〆最高です。
3泊4日の九州旅はあっという間に終了。帰りは博多駅から約5時間かけて新幹線のぞみで東京に帰ります。かなりの長時間ではありますが、新幹線は席が広くて快適なので5時間の電車旅は思った以上にあっという間でした。
まとめ
今回は福岡で西鉄を利用した観光コースをご紹介しました。今回の旅行記の反省点はとにかく時間が短すぎました。おすすめとしては、1日しっかり時間をつくってゆっくり柳川と太宰府を巡ることでより充実した旅行プランになると思います。ぜひ博多にきた際の参考にしていただけたら嬉しいです。
九州には、他にも沢山の魅力溢れた観光地や美味しいグルメがあります。これから九州への旅行を考えている方の少しでもお役にたてれたら嬉しいです。
今回の旅行記を参考にぜひご自身に合ったならではの旅行計画を立ててみてはいかがでしょうか。