10月の終わり!といえば紅葉の時期がやってきましたね。紅葉といえば、赤く染まったもみじが一般的ですが、紅葉はもみじだけではありません。
今回はなかなか珍しい、そしてマリモみたいで可愛い、美しい『コキア』という植物の紅葉姿を見に行ったのでご紹介します。
コキアって??
そもそもコキアって何?
って思う方たくさんいらっしゃると思います。
コキアは、「ホウキギ」や「ホウキソウ」と呼ばる観葉植物で、フワフワ丸く可愛い形状をした特徴的な植物です。
ちなみに、なぜホウキギやホウキソウと呼ばれるかと言うと、実際にホウキの材料として使われていたからです。真っ直ぐで枝分かれするコキアの枝は、自然のホウキとして形成されるので、コキアでホウキができちゃいます。
コキアには紅葉の時期があり、時期によって色んな色のコキアを見ることができるのが魅力の1つ!
夏は緑色の鮮やかなコキア、秋は真っ赤に染まった紅葉のコキア、秋の終わりは黄金色のコキアが見られます。どの時期もそれぞれの良さがあります。
今回は、10月〜11月の紅葉時期が見頃である、赤く染まったコキアがどうしても見てみたく、ついに行くことができました!(見頃の時期は年によって上下します。)
関東地方では、紅葉の赤色コキアが大量に見られる美しいコキア畑が、茨城県ひたちなか市に位置する国営ひたち海浜公園で見ることができるんです。
国営ひたち海浜公園とは
国営ひたち海浜公園は、茨城県のひたちなか市に位置し、目の前は太平洋の海があるのが特徴の公園です。
この公園の名物は、四季によって毎回異なる様々な種類の花々を楽しむことができるんです。
国営ひたち海浜公園
- 住所:〒312-0012 茨城県ひたちなか市馬渡 字大沼605-4
- お問合せ:029-265-9001
- 入園料金:大人(高校生から) 450円 /中学生以下 無料 /シルバー(65歳以上) 210円
※特別期間は追加参加料金あり(250円) - 定休日:火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)、12/31、1/1、2月の第1月曜日からその週の金曜日まで
- 駐車場:有料駐車場有り
- 公式サイト:ひたち海浜公園公式サイト
営業時間(2022年度を参照の為、来年以降変更可能性あり)
期間 | 営業時間 |
3月1日〜7月20日 | 9:30〜17:00 |
7月21日〜8月31日 | 9:30〜18:00 |
9月1日〜10月31日 | 9:30〜17:00 |
11月1日〜2月末日 | 9:30〜16:30 |
春には1番人気の青く美しいネモフィラ、夏は満開のひまわりや緑色の鮮やかなコキア、秋はネモフィラに負けず大人気の赤いコキア、冬は冬に咲くアイスチューリップなどなど
四季折々のお花は、『みはらしの丘』という丘の一面に広大に咲き誇ります。丘からは海、遊園地、山々、そして四季によって異なるお花畑が一面に広がっており、1年中飽きることなく全く違う景色を堪能できちゃうのが大きな魅力で人気な理由の1つなんです。
国営ひたち海浜公園は215haと東京ドーム45個分!とにかく広大で大きな公園なんです。
その為、エリアは遊園地のあるプレジャーガーデンエリアや西口エリア、南口エリア、樹林エリア、花々が楽しめるみはらしエリア、草原エリア、砂丘エリアと7エリアに分かれています。
国営ひたち海浜公園までのアクセス
鉄道でのアクセス
国営ひたち海浜公園まではまず、JR常磐線で勝田駅まで行く必要があります。
東京駅からの場合
JR常磐線を利用し、勝田駅で下車します。
所要時間は、鈍行列車を利用の場合、約2時間15分、有料特急『ときわ号』利用で約1時間30分、『ひたち号』利用で約1時間15分で行けます。
料金は、鈍行利用で2,310円、特急利用の場合、3,890円です。
仙台駅からの場合
JR常磐線を利用し、勝田駅で下車します。
所要時間は、鈍行列車を利用の場合、約4時間30分、有料特急『ひたち号』利用で約3時間で行けます。
料金は、鈍行利用で4,510円、特急利用の場合、7,060円です。
勝田駅に到着後のアクセス
JR常磐線で勝田駅に到着したら、海浜公園南口行きのバスに乗車し、バス停『海浜公園西口』又は終点の『海浜公園南口』にて下車です。所要時間は、約30分くらいです。
バス乗車の料金は、片道400円です。
車でのアクセス
東京からの場合
車で高速道路を利用し、所要時間は約1時間25分です。
仙台からの場合
車で高速道路を利用し、所要時間は約3時間15分です。
到着したら、国営ひたち海浜公園の有料駐車場があります。
駐車場料金に関してはこちら(ひたち海浜公園公式サイトの料金ページ)
【数量限定割引】勝田駅から乗車!土、日、祝日は入園券付きのお得なひたちなか海浜鉄道1日フリー切符がおすすめ!!
赤色に染まったコキアが見頃の期間(コキアカーニバル期間)は、非常にお得なひたち海浜公園の入園券付きのひたちなか海浜鉄道1日フリー切符がお得でアクセス良し!
『海浜公園入園券付湊線1日フリー切符』です!
コキア見頃期間の土・日・祝日限定で、ひたちなか海浜鉄道の終点『阿字ヶ浦駅』からひたち海浜公園の『海浜口ゲート』まで無料のシャトルバスが出ているんです。
2022年度の無料シャトルバス運行期間は、10/1(土)~11/6(日)の土・日・祝日
でもアクセスは、普通に勝田駅からバスで行った方が早いんじゃないの?
確かに、勝田駅からひたち海浜公園の中央ゲートまでは、バスを利用すると約30分で行くことができます。
それに比べてひたちなか海浜鉄道を利用した場合、終点の阿字ヶ浦駅まで約30分、そこから無料シャトルバスで約10分かかり合計約40分はかかります。
しかし、このチケットで行くことでお得で嬉しい、そして楽しく観光ができちゃう色々な魅力があるんです!
- このチケット1枚で、ひたち海浜公園、勝田駅からの往復交通費が含まれる
→バスで行くよりお得かも! - コキアが見られる『みはらしの丘』から1番近いゲート『公園海浜口』まで阿字ヶ浦駅から無料シャトルバスで行くことができる
- コキア見頃の今、上限達成まではチケットが割引価格になる
- ひたちなか海浜鉄道が1日乗り放題
- ひたちなか海浜鉄道がレトロでおしゃれ(インスタ映え抜群)
こんな感じで、このチケット1枚でこんなにも嬉しい楽しみが増えます。このチケットの注意点としては、下記をご覧ください。
- ひたち海浜公園のゲートがメインの『中央ゲート』ではなく、裏側にある『海浜ゲート』からの入園、退園になる
※他のゲートから出た場合、海浜ゲートや阿字ヶ浦駅までかなり距離がある - 無料シャトルバスの最終バス出発時刻が、16:50とのこと。
※11月など、営業時間に合わせて時間が早まることもあるので、その日に終バスを確認しておきましょう。
※乗り遅れた場合、徒歩で阿字ヶ浦駅まで行くことになるのでご注意ください。(海浜ゲートから阿字ヶ浦駅まで徒歩で約30分) - 無料シャトルバスの運行日は、土、日、祝日のみ(平日は運行なし)
『海浜公園入園券付湊線1日フリー切符』の料金
2022年度コキア見頃による無料シャトルバス運行期間:10/1(土)~11/6(日)の土・日・祝日
割引価格
※季節料金期間対象日は下記を参照
- 大人:1,100円 → 700円
- シルバー(65歳以上):1,000円 → 600円
(中学生以下は入園無料の為設定なし)
海浜公園の季節料金期間:2022年10月14日(金)~10月25日(火)
- 大人:1,400円 → 1,000円
- シルバー(65歳以上):1,300円 → 900円
(中学生以下は入園無料の為設定なし)
勝田駅からバスでひたち海浜公園まで行った場合
- バスの片道料金:400円(往復800円)
- ひたち海浜公園の入園券:450円
→合計 1,250円!
→つまり、通常期間だと『海浜公園入園券付湊線1日フリー切符』の方が、550円もお得!(特別期間でも250円お得)
ぜひこの無料シャトルバス運行期間に、ひたちなか海浜鉄道を利用してお得にひたち海浜公園を楽しんでみてはどうでしょう。
今回勝田駅からは、バスでそのままひたち海浜公園まで向かう予定だったのですが、勝田駅構内で駅員さんがこっちのがおすすめ〜〜って宣伝しているのにつられて自然とひたちなか海浜鉄道のホームへ向かっていました。笑
こっちのルートにしてよかったなと後々思いました。
レトロな『ひたちなか海浜鉄道』に乗って『ひたち海浜公園』へ!
さっそくチケットを購入したので、お楽しみの『ひたちなか海浜鉄道』に乗車です。こちら1,400円と記載がありましたが、割引価格で実際に1,000円で購入!(今回行った日が季節料金期間だったので、1,400円→1,000円の価格)
これ1枚で、ひたちなか海浜鉄道、無料シャトルバス、ひたち海浜公園を利用できちゃいます。
ひたちなか海浜鉄道は、勝田駅からひたち海浜公園付近の阿字ヶ浦駅までを30分間で結ぶ鉄道です。ただ、阿字ヶ浦駅からひたち海浜公園までは徒歩だと約30分の距離があります。
鉄道の車窓を眺めていると、1つ1つの駅がとってもおしゃれで可愛い。駅の看板も可愛いデザインにうっとりします。
鉄道車両もみなレトロな車両ばかりで良き。
30分後くらいに終点の阿字ヶ浦駅に到着です。
ここからは、土、日、祝日限定の無料シャトルバスに乗車し、ひたち海浜公園の『公園海浜ゲート』に向かいます。
乗車すること約10分、ひたち海浜公園に到着です!!
最終バスが割と早く、通常の17:00までの営業時間で16:50なのでご注意ください。11月など期間によってもっと最終バスが早い時もあるので注意が必要です。(詳細は下記をご覧ください)
赤色コキアを見に『ひたち海浜公園』の園内へ!
ひたち海浜公園に入場!さっそくお目当てのコキアが見られる『みはらしの丘』に向かいます。
ひたち海浜公園の海浜ゲートから『みはらしの丘』までは、徒歩約15分ほどで行くことができます。
入口入るとコキアの看板が!
そのまま看板の方向に向かってまっすぐ、草原エリアを通過して行きます。でっかい猫じゃらしみたいな植物がたくさん!
そのままひたすらまっすぐ進んでいくと見えてきました!!綺麗なピンクの山が!遠くから見ると赤い山ですね。
『みはらしの丘』で赤く染まったコキアとコスモスを散策
土日でコキアが見頃の時期なので、かなり様々な観光客で賑わっていました。がそれにしても綺麗です。手前のピンクのお花たちはコスモスです。赤いコキアとマッチしていますね。
そして真っ赤なコキア、近くで見るとこんなにふさふさしているんです。まりもみたいで可愛いですね。ちょうど見頃の時期なので綺麗に真っ赤。
ずっとルートを登っていくと、頂上に到着!ちょっとだけコキアが黄金色に黄色かかり始めてきていますが、2種類の色がまた良い風景になっていて良きです。
頂上からは、海岸、遊園地の観覧車、森、そしてコキアやコスモスたちなどどの方向からとってもばっちしな写真が撮れてしまいます。ポコポコしたコキアたちにうっとりですね。
コキアに癒された後にはコスモスにも癒されてみてください。ちょうど良い咲き具合でとても綺麗に咲いているのでうっとりです。
みはらしの丘はかなり広く、ルートも長いので思う存分に見頃のコキアとコスモスたちを満喫することができちゃいます。全体的にルートを回るのに所要時間は約30分くらいです。ゆっくり満喫したい方は、1時間を空けておくと余裕もててベストですね!
綺麗なお花たちは『みはらしの丘』だけではない
コキアとコスモスに癒され、余韻にひたりますが、まだこれだけではありませんよ。
ひたち海浜公園は東京ドーム45個分!他にも綺麗なお花を見れるスポットがあります。
みはらしの丘を通って遊園地のあるプレジャーガーデンの方面に向かっていくと、今度は綺麗なオレンジ色のコスモスを発見。しかも観覧車と2ショットなのがまた雰囲気をかもしだしてくれています。
オレンジ色のキバナコスモスといいこちらもちょうど見頃の時期!
コキアで癒されたら、遊園地で更に満喫
せっかくひたち海浜公園に来たので、ひたち海浜公園内にある遊園地で遊んでみました。遊園地は、お子様も楽しめる乗り物アトラクションから大人まで楽しめるジェットコースター、観覧車などがあります。
プレジャーガーデンに関してはこちら(ひたち海浜公園公式サイト)
今回は、2つのアトラクションに乗車!
林間ジェットコースター
こちらは森林の中をハイスピードで駆け抜けるスリリングなジェットコースターです。
林間ジェットコースター
- 料金:600円
- 年齢制限:小学生以上
- 身長制限:120cm以上(110cm~120cmは16歳以上の方の付き添い有りで乗車可能)
乗ってみると結構スリリングで楽しいのでぜひ来た際は遊んでみてください。
大観覧車ブルーアイ
こちらは、カップルからファミリー層まで色々な方が楽しめるアトラクション。観覧車からは、公園内の空からの絶景を楽しめることができるんです。
観覧車の種類は、3種類あります。通常タイプ、下が透明タイプ、ピンクのキャラクタータイプ。
大観覧車ブルーアイ
- 料金:600円
- 年齢制限:3歳以上
- 小学生以上は1人乗車可能
先ほど散策したコキアとコスモスが綺麗なみはらしの丘を空中から眺めるのもまた違った良さがあります。ちょっと曇ってしまっていますが、晴れているときっともっと綺麗にうつりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は秋の時期におすすめしたいひたち海浜公園のコキアをメインにご紹介いたしました。ひたち海浜公園は、大人気のコキアやネモフィラをはじめ色々な四季折々の花々を年中楽しむことができます。
そして、お花を楽しめるみはらしの丘以外にも遊園地やレンタサイクル、お子様向けには園内を走るシーサイドトレインなど見所はまだまだ盛り沢山。
1年中飽きることのないひたち海浜公園!ぜひ機会があったらお好きな花の見頃時期をチョイスして行ってみてはどうでしょう。